導入
FARCが武器を手放した10年後、ルアン・マヌエル・サントスがノーベル平和賞を受賞した後、コロンビア元大統領は、世界が交渉の価値を忘れてしまったと感じていることに深く反省している。『エル・パイス』に掲載されたインタビューで、サントスは政治的極端化の増加、権力関係の間の不信、そして過去に平和的な解決を可能にした国際的なルールの喪失について懸念を示している。
平和の道:数十年にわたるプロセス
コロンビア政府とFARCとの平和プロセスは、ラテンアメリカの歴史において最も長く複雑なものとなった。2012年に、当時の大統領だったルアン・マヌエル・サントスが、FARCとの公式交渉の開始を発表した。FARCは、コロンビア政府と50年以上にわたって対立してきた武装組織であった。交渉は2012年に開始されたが、最終合意は2016年に、4年以上にわたる会議、中間合意、そして多くの政治的障壁を経て結ばれた。
2016年の平和合意、すなわち2016年の平和合意は、FARCの武装組織としての解体、武器の返還、そして紛争に影響を受けた各社会的・経済的・政治的セクターに対する権利の認知を規定した。この合意はコロンビア議会によって承認され、2016年に国民の投票によって可決されたため、民主的なプロセスとして認められた。
国際的な評価も大きなものとなった。サントスは2018年にノーベル平和賞を受賞し、コロンビアの初の大統領となった。ノーベル委員会の決定は、サントスが暴力や抑圧に代わり、交渉を通じて平和を促進した努力に由来している。
交渉を忘れた世界
その反省の中で、サントスは現代の世界が、交渉を解決に用いる基本的なツールとしての価値を失っていると指摘している。世界は、シリア、ウクライナ、アフリカ北部の紛争など、政治的緊張の時期を経てきたが、支配的なアプローチは依然として直接的な対立、戦争、または武力の使用である。
元大統領は、多くの政府や政治指導者が、対話ではなく、操作、誤情報、極端な対立を用いて権力を強化していることに注目している。これにより、平和的な解決が弱い、無効と見なされ、暴力と不信のサイクルがさらに強化される環境が生まれていると述べている。
コロンビアの事例に照らして、彼は、対話、透明性、そして関与するすべての当事者のコミットメントを通じて、持続可能な合意を構築することは可能であると述べている。しかし、このモデルは、特に暴力が依然として権力の手段として機能する地域にまで拡大されていない。
権力と不信
サントスは、現代の世界における権力の変化について分析している。権力は、規則や合意への尊重によって行使されるのではなく、公衆の意見を操り、メディアを支配し、社会的分断を生み出すことによって構築されている。
元大統領は、政府、政治的分野、市民の間における不信が急激に拡大していると指摘している。この不信は、指導者が集団の利益を追求しているのではなく、個人の利益または特定のグループの利益を追求していると感じられていることによって強化されている。
このような状況において、権力はより個人的になり、制度的なものとしての側面が薄れてしまう。サントスは、多くの指導者がこうした行動をとっていることに対して批判している。